*2019.4.25公開→2021.4.19更新
こんにちは、ノート研究ライターeyecoです。
2年ぶりに更新した、なんでもノートの記事にチラリとくっつけた「1軍・2軍・3軍ノート」についての話。実はこれ、わたしが連載をさせていただいたステーショナリーブランド【EDiT】(byマークス)のノートイベントで、佐藤ねじさんが紹介してくれた使い方でした!
今は、iPadを使ったデジメモも駆使されているという佐藤ねじさん。かなりのノート使いでもありまして、2019年開催のトークイベントでは、惜しげもなくその使い方とリアルなノート面をご披露くださり、いち聴講者としてすごくためになり、おもしろい内容だったと今でも思い出すとちょっと興奮するくらいです笑
1軍2軍3軍ノートという考え方
2019年4月からスタートした、eyecoの手帳ワーク講座。講座といっても、なんら仰々しいものではなく、「とにかく書いて、出して、整えて、思考する」ワークショップです。紙とペンがあればいい。今でこそ、わたしの中でもだいぶ確立されてきた自分の手帳&ノートワークですが、当時はこの声にたじろぐこともありました。
「ノートなんて書けない!」
「どうやって書いたらいいかわからない!」
冒頭にも書いたように、2019年2月に参加したノートのイベントに登壇した佐藤ねじさんがご紹介くださったノートの使い方に、この悩みにズバッと答えるヒントがたくさんありました。
なかでも、わたしが「いいなあ!」と思い、イベント直後から今日まで実践し続けているノートの使い方は、これです。
●ノートは、1軍・2軍・3軍に分ける。
●3軍は捨てメモ、2軍は全てを書き出すノートにする。
●2軍から選りすぐりアイデアを1軍ノートに書き写し、自分の「ベスト版」を作る。
3段回ノートで情報をふるいにかけていく
わたしにとって、2軍ノートに当たるノートが「なんでもノート」になります。
1冊になんでも書いて、集約している「なんでもノート」は2016年からつけていましたが、3軍からの吸い上げ、1軍への書き写しは、意識していなかったので、わたしもやってみようと思い、ここから1軍ノートを作り始めました。
ノートにランク付けして、大事な情報だけ繰り上げ記入していくことで、「その場限りでいいコト」や「さほど重要じゃない情報」などは3軍止まりになるため、ポイッと捨てても困らない。逆に、書き写す労力をかけてまで繰り上げたいものは、自分にとって結構大事だったり、この先も必要になるものだとわかる。何度も書くことで、脳にもインプットされやすくなります。これは、手帳と同じ!
*(↓)リスト系も同じことが言えます!ワザワザ書き写すか否か、で自分の中で本当に必要/大事なものが浮き彫りになっていく!
「書けない!」を受け止める捨てメモ・3軍ノート
普段、ノートや手帳に書く習慣がないと、何をどんなふうに書いていったらよいのかイメージがつかないという声もよく聞きます。また、「ノートはきれいに書きたい(書かなくちゃ)」というこだわりが強いゆえに、“書き散らかすのムリ” という声も。
その場合はぜひ、3軍の捨てメモ用ノートから、始めてみてください!
コピー用紙など1枚紙よりも、薄くてコンパクトなノート1冊に書くと、振り返りもできるので、すごくいいです。オススメです。
3軍ノートには、頭の中にあるものをワッと出したり、パッとつかんだアイデアや情報を書き留める、メモする役割をあげて。3軍ノートを書く習慣ができると、気づきも増えます。様々なことをキャッチするスピードが早まり、感度もよくなります。わたしはいつも、手帳の中に入れています。
まさに、前田裕二さん著書『メモの魔力』ですね(本読みましたよ、わたしも。。。)。こんなふうに、瞬間芸のようにメモれる著者の域に達すれば、すごいことができるわけではないかもしれませんが、少なくとも、手書き習慣をつけることで意識は高まり、振り返りで気づきを深め、思考パターンや行動を変える力は養われると思います。
まとめ:分冊化ではなく段階的に分けるとうまくいく!
専用ノートとして分冊化していくと管理しきれなくなったり、中途半端に使えなくなるノートがたくさん出てきちゃったりするので、わたしは基本的に、1冊に集約・管理しています。ただし、こんなふうに、捨てるメモ(3軍)→コレクションも兼ねたノート(2軍・なんでもノート)→残したいノート(1軍・専用)と段階的に分ける使い方です。
書くことが習慣化していない、ちょっと億劫に感じる方は、ぜひ「捨てメモ書き習慣」をつける3軍ノートから始めてみてください。キャッチ&リリースな感覚で、つかんで書く! つかんで書く!!といった具合に♪