わんこ暮らし

【わんこの食養生】熱をあげず冷まさない牛肉のポテンシャル

こんにちは、eyecoです。

今日は【牛肉】のお話をしたい。

皆さんは、お肉好きですか?
牛肉、豚肉、鶏肉、鹿肉、馬肉、羊肉など、お肉の種類もいろいろがありますが、そのお肉を食べた後、からだの中で温めたり、冷やしたりするんだよねー、なんて思いながらモグモグしているでしょうか?

いやはや。
わたしは正直、そんなこと考えたことありませんでしたよ。。。

そういうあれこれを気にするようになったのは、ぜんぶ漢方薬膳を学んでから!
しかも、うちのわんこ(ウディ・ヨークシャーテリア・7歳・オス)がいなければきっと本腰入れて取り組むところまでいかなかったと思います。

食べたものはダイレクトに作用する

人間も、わんこも食養生の考え方は同じなんだということは、先日の記事【わんこも食養生しよう】にも書きましたが、わんこ薬膳を学ぶようになり、これまでは単なるクセだと流していた床なめなどの行為や、当たり前のように目に溜まった目脂なども、食べ物で緩和や解消することができるということがわかったのが大きかった。

「からだは食べたもので作られる」ということは、つまり口から入るものが重要なわけで。この食べ物自体が、からだのさまざまな臓器や器官、精神にも影響を与えるんですよね。それも結構、ダイレクトに。

わんこ薬膳バナー
からだの中からあれこれふきだす春!わんこも食養生しよう牛豚は、体を冷やさない。 薬膳漢方を学ぶまで知らなかったこと、あれこれ。 それは食材そのものが、体に与える作用。 野菜も、果物...

温める「鶏・羊」 冷ます「馬」平温を保つ「牛・豚」

そこでお肉です。わんこのフードはお肉メインのものが多め。漢方薬膳の観点でお肉は、五臓(肝・心・脾・肺・腎)を補い、精力をつけるものです。タンパク質豊富でエネルギーを与えてくれるお肉ですが、胃腸に負担をかけやすい食材でもあるので野菜などと組み合わせて食べるのがいいと言われています。

わんこは人間よりも胃酸が強いため、消化の面ではさほど気にする必要はなさそうですが、注目したいのは「なんの肉か?」ということ。冒頭で伝えたように、肉の種類によって、からだに熱を与えたり逆に冷やしたりするんですよね。からだを温めも、冷やしもしない肉は、牛肉と豚肉です。漢方薬膳では「平」の食物になります。

熱(大熱:あつくする) 羊肉、鹿肉(※温→熱)
温(温める) 鶏肉(※微温→温)
平(温めも冷やしもしない) 牛肉、豚肉
涼・寒(冷やす) 馬肉、鴨肉

体内熱を溜めやすいわんこ「組み合わせ」でバランス

高タンパク低脂肪の鶏肉が良いなと思って、メインのフードやたまに与えるジャーキーを”鶏一択”にしていたわが家でしたが、ウディの様子を見ていて、「これはからだの熱がうまく排出されていないのかな」と感じるように。

鶏肉はからだを温めるので、食後は特に胃が消化するパワーでより高温になるから、体内がアツアツ。ただでさえ、からだの熱を外に出しにくいわんこ、熱を持った状態が続くことで余計な負担がかかって病気になったりすることも。熱を上げないために、冷やす食材を組み合わせてバランスをとることも大事と知りました。
(*この辺はまた別稿で書きますね)

カリカリのドライフードは、それを消化するのに水分や熱量がかかるので、熱を生みやすくなるそう。「冷」の食材をプラスしたり、ふやかすと胃腸への負担が軽減されるので、状態をみて手を加えるのもいいですね。

からだを熱くしすぎない牛肉は春にぴったり食材

からだの機能を向上し、体力回復や抵抗力もつける牛肉は、筋に働きかけて足腰を丈夫にする作用もあります。また、肉類の中でも消化吸収しやすく、鉄分も豊富。

漢方薬膳の観点で言えば、春の五体は「筋」。筋や腱に入りやすいから、牛肉はいいですよね。同様に五味も春にとっておきたい「甘」(※春の五味は「酸」ですが肝に入りやすいため取りすぎ注意。春は「甘味」を積極的に取るといいようです)なので、今春のウディ食養生でもちょっと牛肉をプラス。

牛肉ブロッコリトッピング
生肉を茹でてブロッコリーと! ついでにわたしも「春の食養生!」と牛ステーキ食べる笑

お手軽!自家製無添加ジャーキーで元気補給

うちはほとんど間食なしですが、このジャーキーだけは時々与えています。これは、わたしが先代犬からお世話になっているトリミングハウスの自家製ジャーキー。パリッと香りよくてフレッシュ、無添加の手作りジャーキーは、犬をさしおいて人間のほうがバクバク食べてしまうくらいクセになる味わいなんです。。。特に、鶏ささみはやみつき必至。笑

一度食べたらとまらない!うま味凝縮の無添加鶏ささみと鹿ジャーキー!

ただ、鶏はからだを温める食材で、鹿は鶏よりもさらに熱を与える食材。真冬や寒い地域、内臓が冷え気味だったり、メインのフードが鶏以外(肉・魚・穀類)だとコンビネーションしながら引き続き食べさせてあげたいなー、と思っていましたが、現在胃熱を取るべく取り組み中のウディにこれ以上、熱を与える肉は。。。ということで相談したら、なんと! 牛肉でジャーキーを作ってくださいました!! 嬉しい。。。!!!

自家製ビーフジャーキー

今は手軽にこのジャーキーで♪ 助かっています。
春だけのスペシャルかなー、ウディ、やったね!

自家製ビーフジャーキー2
奥深き、漢方。こんにちは、ノート研究ライターeyecoです。 どのくらいぶりかというくらい久しぶりに、勉強しに行ってきました!! 薬膳...

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対面ワーク!「春の席@大阪」ほっこり薬膳茶付♪