わんこ養生【脾】のトラブル
こんにちは、eyecoです。
今日は、ひさしぶりに、わんこ養生の話を。
ウディが、先週(10/2)の朝と今朝(10/7)と短い期間で2回、盛大に吐きちらかしたため、ちょっと心配になり病院へ。
犬は、吐くこと自体はめずらしくはないですよね。空腹時に吐くこともあるし、変なもん食べて吐き出すこともある。ウディはトリミングの時にカットした毛を食べちゃうことがあり、夜中に食べた毛玉のカタマリを吐き出すこともしばしば。吐いた後は、スッキリした様子でケロリとしているから、ほとんどのケースは問題ない。
ただ、今回ちょっと気になったのは、8月に皮膚炎が起きてズルズルと良くならず、口のわきにヘルペスみたいなおできができてなかなか治らなかったこと。口臭も強くなっているし、これはなんだろうかと。肌の問題ではなく、もしも内臓の異常だったらと気になってきた。
内臓だとすれば、胃なのか、腎臓なのか。漢方的観点だと、「脾虚」か「脾気虚」、いや「肝」かな。。。めぐりが悪いことは確かだし、胃熱もちなウディだから湿熱もあるかもしれない。なんて様子を見ていたけれど、1週間に2回の嘔吐があったから、かかりつけの先生に診てもらうことにしました。(ちなみに、かかりつけ医は漢方や東洋医学関係ない病院。先代犬からお世話になっている先生です)
以下は、わたしの備忘録的なかんじで、先生から聞いたことをまとめ。
先生とのやりとりを思い出し再現
吐き出したものを食べたか?
吐き出したものを食べない・鼻が乾いている、は体調不良の目安!
気温差や気圧で体調変化、春秋は胃酸過多になりやすい
気温差大きい(7度前後という情報も)と体調を崩しやすい・初夏初秋は胃酸が多くなりやすい!
嘔吐後に餌をあげた方が良いケース・良くないケース
繰り返し吐くようなら何も与えずすぐに病院へ!
トラブル履歴を手帳にメモ
ウディの体調に異変を感じたときは、手帳にメモを残すようにしています。先生がいうように、6月の2週目の夜にも吐いていた。
さらに3月は、下痢。去年の2月と11月にも類似の症状があり、それぞれ3日〜1週間くらい症状が続いた。
漢方的観点からも考察してみる
ウディのかかりつけ医は、西洋医学のお医者さんなので、漢方とか代替医療のようなものは治療方針に組み込まない。漢方薬膳は、わたしが個人的に別ルートで学んでいる(そもそもは自分のからだのために)から、上記の先生のやりとりを踏まえつつ、漢方的観点から再度ウディの状態を考察してみる。
漢方的観点からみると、ウディの胃は「火」とか「熱」の状態。からだの中で生まれてる熱がうまく排出されずに出口を探してウロウロ。そして肌から出ようとする=皮膚炎、ニキビなど、になったりするんですよね。学んだ、学んだ。
しかも、8月のジュクジュク皮膚炎は「湿」もある。なかなかからだから出ていかない「熱」は湿を生んでしまうから、きゅうりなど利水しながら排出を促すような食材を用いてからだを冷ましつつ、めぐりを良くすることが必要。からだを温める食材を与えすぎないようにする、なども大事。
ウディは犬歯が長くて、それが下唇に当たっちゃってて、皮膚炎でバランスが崩れた(弱まった)ところからおできみたいになり、出血→おできがまたできるというループに入ってしまった模様。今はだいぶ良くなっているけど、まだちょっと残っている。(歯が当たり続けているから。。。。という問題もある)歯石も、奥歯にしっかりついていて、これが口臭の原因に。いずれにしても、内臓の病気だったらどうしよう、という心配があり受診したところもあったので、ひとつひとつクリアになっていってよかった。
不調のときトッピングは控える
とりあえず、しばらくはドライフードをふにゃふにゃにふやかしたものを1週間くらい与えながら様子を見て、大丈夫そうならそこからまた茹で野菜のトッピングを再開しよう。
野菜は、犬にとっては全般的に消化が良くないから、不調の時は控えます。再開するときも、1種類のトッピングから始めて様子を見るようにします、必ず。食べ物のアレルギーを持つ犬も多いので、いくらからだにいいといっても、食べ物は慎重に。