🖊️2022年6月17日更新▷2024年1月23日更新
こんにちは、eyecoです。
やりたいけどできない vs
やりたいと思っているけどできない
手帳&ノートのワークを皆さんとやり始めた2019年から、要所、要所で投げかけていることがあります。
それが、これ。
「やりたいとけどできない」と思っていることはなんですか?
詳しくいうと、ここのポイントは、「やりたいけどできない」ではなくて、「やりたいと思っているけどできない」と思っていること、なんですね。
単純に「やりたいけどできない」じゃなくて、「やりたいと思っているけどできない」なんです。この違いは何か?
「やりたいけどできない」は、結構ささいなことも入ってくるかなと思うんです。
例えば、「本を読みたいけど時間がない」とか「旅行したいけどお金がない」とか。
でも「やりたいけどできないと思っていること」は、視点を変える。というか、変えないと出てこないかもしれない。
例えば、「世界一周」、「宇宙に行く」なんてことが出てきたり、「大きな家を買う」、「無人島生活」なんて出てくるかもしれません。
幾重にも折り重なる疑願望を解く
この質問の意図は、思い込み、先入観、諦め、そのあたりを突く。自分の中に沈んでいる、あるいは、表面化されていない本当の「願望」を引っ張り出す、そんなところです。
だから、なんでもいい、自由。でもちょっと厄介なのは、表面化されていない本当の「願望」が出てくるまでに時間がかかったり、いくつもの「疑願望」のレイヤーに隠れて見えなかったりする。自分でも全然気がつかない、心の、奥の奥の、奥底にある「本当」が出てくるってそんなに単純で、簡単なことではないから。
テンプレの安心感=「わかった気になっていただけ」
ワークで幾度もこの質問をして、わたし自身も何度も自分で書き出していく中で、毎回、テンプレのように自分の中で同じ回答を用意していたことに気がついたのが、今年の初め。そう、もうかなり、自分のことは深掘りしてきたからわかったつもりだったけど、わかった気になっていただけだった、と愕然として、ずしーんと来ました。わたし、なんのためにこれをやっているんだろう、とすら思ったくらいに。
ようやく、ずるりと出たんです、本当に。
感覚的には、ぬるりと出てきたというか、わたしが心の奥の奥の奥のほうでずっとずっとずっと「やりたいけど無理だと思っていた」ことが。自分でも、何十年も気づかないでいた、自分の本心。これを引っ張り出したのは、何と、わたしじゃない。わたしの妹でした。
ある日、妹とお茶をしながら、「やりたいけどできないと思っていること質問」の話をし、お互いあれこれ言いながら、ふと、わたしが何気ない会話の中で、言ったんですね。
「わたしは、子どもの頃にやっておきたかったな、と今になって思うよ」
それを聞いた妹がサラリと言ってのけたんです。「今からでもできるじゃん」と。
今からでもできる、確かに、それはうすうすよぎったことだ。
実際に、ここ数年でも何回か話を聞きに行ったことは認めよう。だけど、いい回答は得られなかった。だから、諦めた。もういいやって思ったんだけど、と反論すると、妹が、「なにがいやだったの?」と聞いてくる。そこで、わたしは、なにがいやでやめよう、と思ったのか、というところを改めて掘り下げて考え、伝えていくと、妹はアッサリと「もっと調べてたらきっと、姉の要望に応えてくれるところはあるんじゃないの?」という。
そんなふうには思わなかった。というか、そこまでして「かなえたい」と思っていなかっただけなのか、それとも「諦める」ことに慣れていたのか。
ぐるぐるといろんな感情や思いが脳内を駆け巡り、妹とわかれた後、ずっとそのことを考えていたけれど、いかにも当然、何がおかしい? というくらい堂々と、「今からでもできる」と言い切った妹に背中を押されるように門戸を叩いたのが、今年の2月末のこと。
「潜在意識下でずっと変えたいと思っていたけどわたしにはできないと思い込んでいた」ことを始めたのであります。
なんて、もったいつける話でもないんですけど、長くなっちゃったので、そのうち、また。
そして、ここで質問。
あなたはありますか? 「やりたいけどできないと思っている」こと。
ぜひ、書き出してみてください。何度も書くうちに、わたしのように、ぬるっと本心が引き出されるかもしれません。それを見て、どうするかは、その時に考えればいいので、ね。
あと、投げかける相手も重要だと今回とても実感しました。わたしのように、自分でも気づきにくい潜在意識下で岩のようにへばりついたものは、自分だけではなかなか動かせなかったりするから。動かさなくていいなら、それはそれでいいんだけれども、「どうしたいか?」という問いに、自分で自分をガチガチに固めてしまって、フラットな思考ができないときは、人前で発することでグッと軌道修正できたり、いきたい方に流れることもあります。わたしがグループワークを大事に考える理由の一つ! グイッと気軽に書き散らかし体験、ご参加ください^^