*2019.6.8公開→2021.5.11更新
こんにちは、eyecoです。
定期的にひとりワークしている「100の質問」。取り組むきっかけとなったのは、2018年の取材でした。
依頼、何度これをやったことか。時間が経っても変わらない答え、変わった答え。
答えられなかった答えが、答えられたという変化など。。。
なかなかに、奥が深いのです。
当時の取材メモそのままに、今日はこれを改めてご紹介したいです。
取材で知ったセルフコーチングの方法
2018年の秋に取材で再会した、美LIFEクリエイターの長谷川エレナ朋美さん(旧・長谷川朋美さん)。長谷川さんがノートと向き合い、取り組まれてきた主軸に「セルフコーチング」があります。
「セルフコーチング」とは、自分自身への問いかけを繰り返すことで、自分自身との対話を重ね、自分の内側から答えを出していくというもの。わたし自身もノートと手帳を使いながら、ずいぶん自分の内側を掘り進めてきたなぁという実感はあったものの、「自分で自分に質問をする」ということは、長谷川さんに取材するまではやったことがなかったので、取材を通じて長谷川さんともいろいろとお話しをし、また誌面でも特集を組ませていただきました。
自分への理解を深堀りする質問ワーク
長谷川さんの著書『自分の人生が愛おしくてたまらなくなる100の質問ノート 人生を最強のパートナーにするセルフコーチング【完全版】』(大和書房・刊)。タイトルの通り、本には自分自身にする質問が、Q1〜Q100までギュッと詰まっています。
導入の、「自分を知る11の質問」から最終の「人生を見つめる16問」までステップで区切られた質問が用意され、”気づき” → “現実・理想のギャップ” → “どう埋めるか” と書き進めることがワークとなり、自分との対話を深めていける仕様となっているのが特徴です。
理想と現実とそのギャップの答えを出す
以前やったものを振り返った後で、「#time」時間をテーマに自問自答。まずは、「理想の時間の使い方」を考え、次に「イヤな時間の使い方」を考える。
いますぐできる行動を考えて実行
この3つが出揃ってから、「理想に近づくための行動」を考えていく。キーとなるのは、「いますぐできる」ということ。理想というとどうしても高く掲げがちですが、理想は高低をアジャストできるようにして考えるようにすると、するっと書けるかもしれません。イヤな時間の使い方は、実生活の中ですでにあることを答えるので、その2つが出たら、「『理想』と『現実』のギャップ」の原因を探っていくというやり方です。
日付を書くことで「いま現在の自分」を意識
わたしは必ず日付を書きます。それは、「いま現在のわたしはこう思っているけれど永久ではない」と思っているし、自分自身へ言い聞かせたいことでもあるから。
毎日は同じではないし、環境や状況は一定ではない。自分も変わり続けているのだから、フレキシブルでありたい。時が経ち、次にやるときに変わらない回答と変わる回答、そこから見える部分により注目するためにも、日付はマストで書きます。
ポジティブな「まあ、いいや」が増える喜び
もちろん、嬉しいときは嬉しいし、喜怒哀楽はあるんですけど、フラットでいられる時間が多くなります。
これはすごくありがたいことで、デフォルトで「他人の目を気にしすぎ」ていたわたしにとっては、大きな変化でした。ポジティブな意味で「まあ、いいや」と捉えられるようになることが増えてきて、風通しがいいし、余計なプレッシャーがない。「ノート1冊でこんなに変わるんだなぁ」とひそかにニンマリしている、そんなセルフコーチングタイムです。
自分の外側にあった「理想」がすっぽり入ってくるように
「幸せ」や「理想」を語るとき、すべてが自分の外にあって、いまの自分には何もないと思いがちですが、セルフコーチングは、それらの種を自分の中から発見することがベース。
気づきが視点を変え、視点が変わると可能性が広がり、可能性が広がると、チャンスが増えてくる。チャンスを活かすと経験になり、経験は自信や知恵を授けてくれる。こうやって、サイクルを回していくことで、自分の外にあると思っていたものが、いつの間にか自分の領域にすっぽりと入ってくると考えれば、何ら不思議なことではないのかもしれない。
そう思うのは、わたし自身、この『100の質問ノート』を使って繰り返し問答することで変化の波を感じてきたから。それまで聞こえなかった自分の内側の声がクリアに聞こえ、その声に従うことに、ためらいや気後れや疑いの気持ちがなくなってきた、とも言えます。
それと、面白いのが、他人の一挙一動にオロオロしたり一喜一憂したり、変に邪推して一人疲れたりすることがなくなってきたんですよね。