某月某日 火曜日の夕方。
コーヒーの酸味で目覚める。
モカかな? 数カ月前にもらったドリップコーヒー。
全部飲んだと思ったのに、棚の奥から1個発見された。ラッキー!
これぞ、棚からボタ餅。甘いものが食べたい。
今週は外出が多く、原稿が進まないのじゃないかと気がかりではあったものの、ドラマを貪る時間はあるわけだから、それを書く時間にあてればいいのではないかとピシャリする。自分をピシャリ。1日の仕事(家事などの雑務も含む)は日々6割を割らないように進めていく。これを決めて実行しているから、以前と比べたら格段に「実行率」は上がっているし、先回りして済ませてしまうことも増えてきた。これはとてもいいことだ。
ライスワークとライフワークの境が曖昧なのは昔も今も変わってないけど、大きく違うことが1つある。それは、これまでは「仕事は頼まれること」という受注100%だったことに対し、「仕事は自分で作るもの」という発想で自ら動けていることだ。まだまだ上手に泳げないし、痛い思いもたくさんしているけれど、”自分の足でちゃんと立つ” ってそういうこと。人任せにしない、自分でちゃんと考える、自分の行動に責任を持つ。その結果が、成果に結びついていく。成果に結びつけられる自分になる。
成果に結びつけられる自分になって初めてできることがある。それは、すでにそこに立っている人たちとも、対等に、肩を並べて話ができるということだ。雑談ではなく、深い話、密度の濃い話が。昔、読んだちきりんさんのコラムにこんなことが書いてあった。
「自分が欲しいモノは『自分が起点』にならないと手に入らない」
起点になる人は、自分も起点になる人とだけつながっているというちきりんさんの見解に妙に納得して、そのあとすぐにわたしは友人を巻き込んで「英語茶話会」を開催したんだった。そこから体当たりでいろいろ学びつつ、もまれつつ、今はノート&手帳のワークショップを続けているけど、誰よりもきっと、わたし自身が一番楽しんでいるし、毎回ワクワクしている。
「今とはまったく違う世界がみたいなら、どんな小さなことでもいい。自分が一番、興味のあることで、とにかくまずは『起点』になろう」とコラムを締めたちきりんさん。
これを読まなかったら、起点になることなんか、考えなかったと思う。
それに「仕事を作る」という発想も生まれなかった。考えてみたらフリーランスだから、いつ無くなったっておかしくはないのに、仕事だって。何を安穏とかまえていたんだろうか。
自主性を意識して、自分から動くようになったら、気持ちも晴れやかになる日が増えた。
さあ、酸っぱいコーヒーを流し込んで、夜のレッスンに向かおう!