ノートなんて書けない!
こんにちは、ノート研究ライターeyecoです。
昨今の取材で、ノート術や手帳術関連を多くいただき、もともとペンやノートが好きで手書きすることも日常的にしていたこともあって、現在はかなりのめり込んで、新しいことを試しながら、あれこれといろいろと実験的にやっています。
取材で見聞きしたこと、様々なメソッドを追いかけて実際に取り組んでみることも積極的にやっている中で、記録としてもこのブログに残していけたらと思い、まとめてみることにしました。
目下、試し中につき、紆余曲折、試行錯誤もあるかと思うけれども、最初に宣言したように、「好きなように書き散らかす」勢いで、ブログはまとめや報告、興味が同じ方との情報共有ツールとして活用していけたらと思っています。
そんな矢先に、恐れ多くも、先日、ノート講座でお話しさせていただく機会がありました。
特別講師として、恐れ多くも(本当に恐縮至極)、登壇いたしまして、「ノートとのおつきあい」の程度をうかがってみたところ、「そもそもノートをどう書いていいのか話からない」という質問が。
どう書いていいかわからない。
そうか。
さらに話をうかがうと、ノートを前にしてたじろぐ理由がいろいろ出てきました。
「スマホに打ち込んだり仕事の資料を作るのには慣れているからか、フォーマットがないとどういうふうに書き込んだらいいか悩む」
「ガイドラインを探してしまう。白紙だと書きづらい」
「きれいに書きたい思いが強くて、気に入らないと書きたくなくなってしまう」
などなど。中には、「方眼ノートだと、方眼のマス目に1文字ずつキッチリ収めたくなってしまう」という声もありました。
なるほど。
改めて、ノートとのおつきあいって人それぞれなんだ、と実感。
とても興味深く、とても勉強になります。
講座では、まず、頭に浮かんだことをそのまま書く練習を。
ひらめきや頭の中に浮かんだことが、脳から手の神経を伝わってペンまで降りてくるようなイメージで、ノートに書き出していく作業をしました。
すると、これも人によって、スラスラッと書けたり、
ジッとペン先が動かないままちょっと苦しそうな表情をされたり、
様々です。
頭で思うこと、浮かぶことはわんさか溢れ出ているのに、
それを文字にしてノートに書くということは難しい。
とてもよくわかります、文字にするというワンアクションって、
結構パワーがいります。
「正解」を探したり、求めてしまうと、不安が募って書けなくなる。
そして、まっさらなノートから、底知れぬ圧力を感じてしまうーー。
わかります。
まっさらなノートってなんか怖いんです。
自分のせいで、汚れてしまいそうで。
そして、答えがないのも不安です。
問いには必ず答えがある。
ただ、それは満場一致の答えじゃなくて、
自分だけの答えです。
大丈夫です。
正解なんてないんですから。
まずは、自分の頭に浮かんだことを、ひとつずつ、です。
お店の棚に並べるイメージで頭から取り出して、
正直に、それをそのまま、書いてみてください。
そんなふうにして、自分を知る一歩を踏み出すお手伝い。
かつて、私も、そんなふうに、いろんな方に支えられてきましたから。
来月も、引き続き、ノートとのおつきあいを深めていきましょう^^