6割上等! ポストは動かさないで
こんにちは、eyecoです。
今日は、先日のラジオでも話した【6割上等!】の真意をここに。
手を抜くという話ではない
そもそも、「6割上等!」は手を抜くという話ではありません。自分の中に「余白を作る」という意味です。だから、詰めすぎない。一気に走り切ろうとしない。一旦止まって、「どうかな? いいかな?」と確認する時間もちゃんと持とうとするために必要な【6割】であり、はたまた、追い込みすぎない、ヘトヘトのガッサガサになりさがらないための【6割】でもあるんです。
物理的、そして精神的余裕を保つための、余白。
そのための、【6割】ここ結構大事。
6割を超えるより割らない方向に注力
「6割?結構ハードル低いね」と相方のアッコさんも言いましたが、そうなんです。
だけどこれを毎日、淡々と6割を保つことを考えるとどうでしょうか。
もちろん、「え? 余裕。全然できるし!」という人もいるでしょう。むしろ「7割、8割と負荷をかけたって大丈夫!」とかね。その場合は全然もう、イケイケドンドン上り坂!!とばかりに走り切ってもらって構わないと思うんだけど、問題は、その坂がいつ終わるかわかんない坂だった場合でも走り切れるのか? ということ。
短期決戦だったらノリと勢いでバーッと駆け上がることができても、それを維持することのほうが実は大変。
逆を言えば、これができたらすごい自信になるわけで。何があっても6割はこなせるスタミナ、習慣性を続ける力こそ ”石をうがつ” と思うのです。長期目線で見れば、仕組みが負担を軽減し、身を助け、ひいては辿り着けなかった場所へ行けるキーになるということです。
あえての分業・分割で精度を上げる
作業面でいえば、ノッたときほど一気に仕上げたくなるし、追い込まれた状況のほうが集中力が高まって短い時間でできる! ということもあるでしょう。でも、精度はどうだろうか? やっつけ仕事はすぐにボロが出るし、アドレナリンが出た状態まま書き散らかしたものを、そのまま納品しちゃう怖さったらない。
だから、必ず時間を置いてから、冷静な目で確認して、見返して、そして納品という流れはもちろんだけど、時に切羽詰まってくると、「締切優先!」でひとまず、と納めてしまうことがあった。
わたしは、ずっとこんなふうに自分のムードやリズムを優先しながら、「できるタイミングで一気に!」という追い込み型のスタイルでやってきたけれど、アラフォーに突入した頃から、「これを変えたい、いや、変える必要がある」と強く感じていました。だけど、目の前の仕事をこなすのに必死で、なかなかギアチェンジできなかったんです。かれこれフリーランス生活も14年目、これまでの慣れたやり方を変えるのは一朝一夕にはできないもの。
それが去年のコロナでガラッと変わった。あり余る時間、将来への不安から、本気で見直すチャンスがやってきた。そこで、まず、苦手な行動軸の整理とともに、ルーティン作りを開始。それまでは、「今日は何する日」「明日は何する日」と作業ごとに1日ずつ割り当てていたものを、全部分割して平均的に日にちを取るようにスケジューリングしました。1つのことに注力する時間を短くする。だけどそれを毎日続ける。そうすることで、新しい「目」とクリアな「頭」で向き合えるようになっています。だから、「6割」なんです。
ゴールポストは動かさない
着手する前に「ここまで」と決めたら、基本はそれ以上やらない。他の案件や用事、勉強なども進めたいからちゃんとそこに時間を充てるようにします。これが、これまでできなかったこと!
案件を複数抱えて走り続けるときは、あっち終わったらこっち、こっち終わったらあっちと同時進行するのは得意なくせに、”自分のためだけのこと(喜び/息抜き/遊び、含む!)” は当たり前のように削っちゃう。「時間ができたら」、「いいや、後回しで」と。
でも、基本的に休まないと爆発する性格でもあるから、限界くるとボカンと休んだりして、それで締切迫って追い込んで一気に仕上げる、というルーティン。若い頃は良かったよ、これでもね。でも、ここから先の10年は同じスタイルではできない。だから、一度設定した「ここまで!」のゴールポストは動かさないように心がける。
ここでも「6割」が効いてきます。それは、突発的な用事が入ってきた時や、急に対応しなきゃいけなくなったアレコレが出た時に、余白があれば動けるから。だから、やっぱり「6割」です。
書くことはリミッターを外す
矛盾しているかもしれませんが、わたしにとって書くことだけは別。「6割」を棚に上げ、筆がノッたらとりあえず最後まで書ききっちゃいます、一気に。わたしにとって「書く」は、リミッターをはずしてよしとしている。自分の中で、制限をかけるべきではないと思っていて、書きたい時に書く、筆がノッたら書けるだけ書くようにしています。
逆に新習慣は、「書きたくなくても(気が乗らなくても)何か書く」ということ。
例えば、まだ組み立てきれない原稿に向かう時、「チガウ、こんなん書きたいわけじゃない」と思ってもとにかく文字を打ち込んでいく。何でもいいから。それでエンジンかからなかったらやめるんだけど、この、数文字書くか書かないか、というのがポイントで。”毎日書く” 習慣を続けていると、スルッと出てくる時間が短くなるし、出やすくなるんですよね。これはわたし、ブログをやる前とやってからでは、原稿を書くスピードが格段に上がったと感じています。
そんなこんなで、1日6割上等!、時に7割、8割できた日があっても、そこを喜ぶのではなくて6割を割らないようにがんばっている自分を褒めてあげたい。そうしないと、わたしはすぐ調子に乗って、「今日頑張ったし、明日やんなくていいかな〜♪」なんておサボり方向に転んじゃうから笑
そうすることで、年初に掲げた「NEXT STAGEへ行く!」を実現したい。いや、できるはずだ!!と強く信じて、今日も6割達成を目指し、淡々とやります。(浮き足立たずにね)