ノート

心の栄養”パリメシ。"

こんにちは、ノート研究ライター eyecoです。

 

久しぶりに大好きな本を。著者のサイン会&トークショーにもいそいそと出かけてしまったくらい、本当に好きで、ご本人にお会いした時は、感激で言葉が出ませんでした。

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これを読んだとき、2017年、離婚間近の頃でして、本の中にあった「人は本当にどう生きることもできる」という一文にすごく、励まされたんです。

 

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もちろん読書ノートにも名言を刻んでいます

オムニバス形式のノンフィクション。様々なバックグラウンドをもち、文字どおり「パリで自活する(稼いで食べている)」人たちを、時間と愛情をかけて取材された様子がよくわかります。生きることに真正面から向き合っている人たちの強さ、そして覚悟がまっすぐに伝わってくるんです。

パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)

パリでメシを食う。 (幻冬舎文庫)

 

 

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中でも特に好きなセリフだけを抜粋

本当にすてきな本なので、マイベストのパートを一部だけ引用・抜粋でご紹介させてください。

 

1区 ハッピーエンドはこれから:”不法占拠” アトリエで自由になったアーティスト

「ねえ、心配しないで大丈夫だよ。全てはちゃんとやりたいようになるんだから。不安に思っていると、そっちの方に行っちゃうよ。心配しちゃだめ、だめ。ほら、それよりさ、飲もうよ」

彼女はいつも先の心配をしないで生きる。
願えば必ずいいほうに行くと言う。

「だって、上昇するために生きていくんでしょう、人って。上昇することをやめたら切ないよねえ。夢は夢だから叶わないって決めちゃう人っているでしょう。自分で見切りをつけてる。でもつけなければ、絶対叶うのにねえ」

『パリでメシを食う。』(川内有緒・著/幻冬舎文庫)より抜粋・引用

 

勇気と夢を持つ元気をもらった一言でした。なんども読み返したいパートです。

11区 バスティーユ広場の終わらない夜:ファッションの最先端で「一瞬」に生きるスタイリスト

「制約とかやりたくないこととかあるけど、その中で自分のやりたいことをやれるのがプロ。いかなる条件でも一番いいものを残せるようになったらプロなんじゃない?」

『パリでメシを食う。』(川内有緒・著/幻冬舎文庫)より抜粋・引用  

ものすごく共感した一言です。プロってそういうものだとわたしも思う、と。

7区 手のひらには仕事が残った:恋に仕事に突っ走る国連職員

「心に余裕をもって色んなことをしたい。そうするには自分の力で食べていけることが大事だと思ってるんだ。仕事は諦めなければいつか結果が出て達成できるけど、男の人との関係は努力しても望む結果が出ないということがわかったんだ。それに、そもそも恋って一生懸命努力してやることじゃないよね。次は自然にうまくいく人と付き合っていきたいな」

「もう私は学歴も信じない。家も職業もお金も。それより生きる力を持っている人がいい」

『パリでメシを食う。』(川内有緒・著/幻冬舎文庫)より抜粋・引用

ドンピシャな時期にドンピシャなものを目にしてうろたえながらも脳にしっかりとインプットされた一言。わたしの中で、覚悟が決まった。

 

17区 モンマルトルのふもとからフランス全土へ:三度海を渡った鍼灸師

「人は本当にどう生きてもいい。時間やお金に縛られながらも、安定して生きるのも一生。サクレ・クール寺院を眺めながら、好きなことをして生きるのも一生」
『パリでメシを食う。』(川内有緒・著/幻冬舎文庫)より抜粋・引用

これ読んで、泣いてしまった。「どう生きてもいい」。まっすぐに突き刺さって忘れられなくなった言葉。

7&16区 いつも花のある風景を:家族とアフリカと哲学を愛する花屋

「始めることより、その後続けていくほうが大変ですから」

「コンスタントにお金を儲けないと店を維持できないけど、そういうのが幸せなのかなと思う。」(中略)私だって、何となく気持ちはわかる。本来お金は価値のある代替ツールであり、目的になるべきものではない。しかし、この現代社会にドップリ浸かって生活していると、気づかぬうちにプライオリティが入れ替わり、お金を追うようになってしまいそうになる。それは、怖いことだ」

「世界の平和を語るには自分が平和じゃないと。自分が楽しくなかったら、お客さんにいい花を作れないのと同じです」

 『パリでメシを食う。』(川内有緒・著/幻冬舎文庫)より抜粋・引用

 実は、この章が一番、書き留めたのが多かったです。鋭く、温かく、清々しく、強い。
このとき、2017年の秋は、ここでしたが、いま読み返したらまた別のところに共感したり、励まされたりするかもしれない。

 

気楽に読めて、ぐーっと深いとこまで潜ったりもできる。
まさにバイブル。本当に、お気に入りの1冊です。おすすめ。